マダニに注意
2020/07/16
宮崎県は重症熱性血小板減少症候群の報告数が全国で最も多いとげなばい。草むらや藪に入る時は肌の露出が少ない服装で入っての!
マダニに注意!
マダニが媒介する感染症を防ぐには、マダニに咬まれないようにすることが重要です
特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意が必要となります。草むらや藪などに入る場合は、肌の露出を少なくしましょう。
□つばのある帽子をかぶる
□首にタオルを巻くか、ハイネックのシャツを着る
□服の素材は化学繊維などダニの付きにくいものを着る
□シャツの袖口は、軍手の中に入れる
□シャツの裾は、ズボンの中に入れる
□ズボンの裾に靴下を被せ、靴の中に入れる
□防虫スプレー(DEET(ディート)やイカリジンの成分を含む)<帰宅後の確認>
□衣服を家の外で叩いて、マダニを家の中に持ち込まないようにしましょう。
□入浴やシャワーを浴びて吸着前に除去しましょう。ペットの対策も!
□獣医師に相談のうえ、定期的にダニの駆除剤を使用しましょう。
□散歩後はブラッシングし、マダニがついていないか確認しましょう。
□過剰な触れ合いを避け、触れた後は必ず手洗いしましょう。
□ペットの体調に注意し、体調不良の際には、早めに動物病院もしマダニに咬まれたら
□マダニに咬まれても、痛みや痒みがなく、気付かないことがあります。
□肌についたマダニに気付いたら、無理に取ろうとせず、皮膚科などの医療機関(ペットの場合は最寄の動物病院)を受診しましょう。
□マダニに咬まれた後、3週間程度は体調に気をつけ、発熱など全身症状がある場合は内科を受診しましょう。詳細はホームページを御参照ください。
ダニ媒介感染症(宮崎県)
宮崎県内では、マダニに咬まれることによって感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の報告値が、全国で最も多くなっています。
<重症熱性血小板減少症候群とは?>
SFTSウイルスを持ったマダニに咬まれることによって感染する病気です。潜伏期間は、6日間から2週間程度です。
症状は、発熱、消化器症状(食欲不振、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)がみられ、時に頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状も出現します。血液検査で、白血球や血小板の減少がみられることも特徴です。
<宮崎県の発生状況>
◎4月から9月にかけて多く発症しています。
マダニは、春から秋にかけて活動が活発になるので、この時期の発症が多く報告されています。◎60歳代から80歳代で多く報告されています。
宮崎県内では、これまで30歳代から90歳代までの報告がありますが、全国においては、小児の報告もみられています◎感染推定地は県北から県南まで幅広くなっています。
県衛生環境研究所において、患者さんへの聞き取り調査をもとに、感染推定地をまとめました。感染は、県北部から県南部まで幅広く起こっています。感染推定地周辺では、身近なこととして、また、その他地域においても感染は起こりうるので、県内全域で注意をお願いします。患者さんからの聞き取りでは、農作業や山林作業での活動の他、庭仕事や散歩などでも感染が疑われる事例がありました。身近な活動においても、感染予防対策は重要です。
<お問合せ先>
最寄の保健所に相談してください
高千穂保健所:(0982)72ー2168高千穂町回覧板情報より